今回は、虫歯予防に効果のあるフッ素についてのおはなしです。
フッ素とは、歯の質を強くする自然元素の一つ。実はとても身近なもので、緑茶、紅茶、ビール、ミソ、リンゴ、大根、イワシ、牛肉などに含まれています。
フッ素の効果は大まかにわけると3つ。
- エナメル質の効果
フッ素は、全体を強くするわけではなく、主に、歯の表面のエナメル質の部分の結晶構造を変化させて安定的な状態を作り出し、虫歯の酸に溶けにくいエナメル質に変化させます。 - 再石灰化で歯を修復する
初期虫歯のような歯の表面がわずかに溶かされた部分などにはフッ素が浸透しやすく、再石灰化という歯の修復作用が促進されます。そのため虫歯の進行を防ぐ働きがあります。 - 虫歯菌の働きを抑制する
歯に付着せずに口の中に漂っているフッ素は、虫歯菌の数を減らすことはできませんが、その動きを抑制して虫歯の元になる酸の産生を低下させるため、虫歯になりにくい状態を作ります。
次に、フッ素の利用方法をご紹介します。
- 歯面塗布
歯科医院にて塗布します。
9000ppmの高濃度のフッ素を使用し、4ヶ月から6ヶ月に1回ずつ繰り返し塗布すると効果的です。 - 洗口法
フッ素洗口剤の粉末を水で薄めて週1回か1日1回うがいをする方法です。
フッ素濃度は週1回の場合は900ppm。毎日だと226ppmとなります。 - フッ素入り歯磨剤
フッ素濃度は1450ppmのものが使用されます。低濃度のため毎日のご使用が効果的です。
詳しくは、スタッフまで・・・
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川越市の自由診療歯科医院
関口歯科 川越 《歯周病・根管治療・入れ歯》
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