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2026.02.03
精密根管治療

歯の神経を抜くとどうなる?メリット・デメリットと治療の選択肢を歯科医師が解説

歯の神経を抜く
監修歯科医師
関口院長
院長
関口 寛之
専門分野:アメリカ顕微鏡歯科学会認定医、日本顕微鏡歯科学会 認定医、日本歯周病学会 認定医、日本有床義歯(入れ歯)学会 認定医
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歯科医院で「歯の神経を抜きましょう」と言われると、驚いたり不安になったりする方も多いのではないでしょうか。強い痛みが続いているときは「早く楽になりたい」と思う一方、「歯が弱くなるのでは」「寿命が短くなるのでは」といった将来への心配も出てきます。

一般的に、神経を抜いた歯は痛みを感じにくくなるため、トラブルに気づくのが遅れたり、歯が欠けたり割れたりするリスクが高まります。ただし、治療の精度やその後のケアによっては、歯を長く保つことも可能になります。

目次

歯の神経って何をしている?

歯の神経の図解

歯の神経(歯髄:しずい)は「痛みを感じるだけのもの」と思われがちですが、歯を健康に保つうえでいくつかの重要な役割があります。虫歯が深く進行して歯髄が強く炎症を起こすと、神経を取る治療(抜髄:ばつずい)を行わなければなりません。

歯の神経の役割とは

歯の神経には、大きく3つの役割があります。

  1. 痛みや温度を感じるセンサー
    冷たいものや熱いもの、強い刺激などを感じ取るセンサーのような働きがあります。虫歯がしみたり痛んだりするのも、神経が反応しているからです。異常をいち早く知らせてくれる大切な仕組みです。
  2. 歯に栄養を届ける通り道
    神経の中には血管も通っていて、歯の内部に栄養や水分を届けています。そのおかげで、歯の中心部にある「象牙質(ぞうげしつ)」が作られ、歯に強さやしなやかさが生まれます。
  3. ダメージから歯を守る防御力
    虫歯などで歯が傷つくと、神経が反応して新しい象牙質を作ろうとします。これが歯を内側から守る仕組みです。

虫歯が深く進んで神経にまで炎症が広がると、強い痛みが出ることもあります。この場合は、やむを得ず神経を取り除かなければなりません。

歯の神経を抜く治療(抜髄)とは

歯の神経を取る治療を抜髄(ばつずい)と呼びます。虫歯やケガによって神経が細菌に感染してしまったときに歯髄を取り除き、根管と呼ばれる歯の根の中を丁寧に洗浄・消毒します。痛みの原因や、炎症が顎の骨や周囲に広がるのを防ぐことができます。

神経を取ると聞くと「歯を失うのでは」と不安になるかもしれませんが、実は抜髄は歯を残すために行う不可欠な治療です。歯を根元から抜く「抜歯」とは違い、あくまで歯の中の神経だけを取り除く処置になります。うまく治療と管理ができれば、神経を抜いたあともその歯を使い続けることが可能です。

歯の神経を抜く治療については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

歯の神経の治療とは?治療の流れ・期間・注意点まとめ|歯科医師が解説
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“歯の神経を抜く”と聞くと、「なんとなく怖い」「痛そう…」といった不安を感じる方も多いかもしれません。治療にかかる時間や費用についても気にな…
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どんなときに神経を抜く必要がある?

女性が歯の痛みを訴える

神経を抜くかどうかは、痛みの強さだけで決まるわけではありません。ここからは、抜髄が検討されやすい代表的なケースを見ていきましょう。

  • 激しい痛みがあるとき
  • 痛みがなくても神経を抜くこともある
  • 抜髄と抜歯の違い

激しい痛みがあるとき

抜髄が検討されるのは、歯髄に炎症や感染が強く起きている状態です。
たとえば、

  • 何もしていないのにズキズキ脈打つように痛む(自発痛)
  • 冷たいもの・熱いものがしみて痛みがしばらく続く

といった症状は、歯髄炎が進行しているサインの一つと考えられます。

また、噛むと強く痛む、歯ぐきが腫れるなど、歯の根の周囲に炎症が広がっている可能性があるときも、状態によっては抜髄が選択肢に入ります。

痛みがなくても神経を抜く場合もある

「痛みがないから大丈夫」と思っていても、歯の中ではすでにトラブルが進んでいることがあります。

虫歯が深く進行すると、歯の神経(歯髄)が細菌に感染し、壊死(えし)してしまうことがあります。この状態になると、逆に痛みを感じにくくなることがあり、「痛くない=健康」とは限りません。

神経が壊死したまま放置すると、歯の根の奥に膿がたまり、知らないうちに炎症が広がってしまうことも。最初は自覚症状がほとんどなくても、あとから腫れや強い痛みが出てくるケースもあります。

検査で感染が確認されたときは、神経を取り除く処置(抜髄)や、根の中をきれいにする治療(根管治療)が検討されます。

抜髄と抜歯の違い

抜髄と抜歯は、どちらも歯のトラブルに対する処置ですが、内容はまったく異なります。

  • 抜髄:感染した歯髄を取り除き、根管内を清掃・消毒して歯を残す治療
  • 抜歯:歯を顎の骨から取り除き、歯そのものを失う処置

抜歯後は、インプラント・ブリッジ・入れ歯などで噛む機能を補わなければなりません。抜髄は歯を抜く処置ではありませんが、歯髄を失うことによる影響が出るリスクがあるため、必要性の判断や治療後の管理が大切です。

歯の神経を抜くメリット

歯科医師がマイクロスコープを使い患者を診察

抜髄は、すべての人にとってできれば避けたい治療というイメージがあるかもしれません。しかし、歯髄の炎症や感染が強い場合には、抜髄によって痛みが落ち着き、感染の広がりを抑えられることがあります。

  • 強い痛みが改善しやすい
  • 炎症の広がりを止められる

代表的な2つのメリットを見ていきましょう。

強い痛みが改善しやすい

抜髄の大きなメリットは、歯髄炎などによる強い痛みが改善しやすい点です。痛みの原因となっている歯髄を取り除くことで、症状が落ち着くことがあります。

ただし、炎症が強いケースや、歯の根の先に病変があるときは、治療後に一時的な痛みや違和感が出ることもあります。症状の出方には個人差があるため、治療後の経過については担当医に確認しておくと安心です。

炎症の広がりを止められる

歯の神経が感染すると、細菌が根管内を通って歯の根の先に到達し、周囲の骨へ炎症が広がることがあります。抜髄では、感染源を除去し、根管内を清掃・消毒して封鎖することで、炎症の拡大を防ぐ役割を果たします。

状態によっては、根の先の病変の進行を抑え、結果的に抜歯を回避できる可能性につながることもあります。(ただし、歯の状態によって適応は異なります)

歯の神経を抜くデメリット

歯の悩み、虫歯、ひび割れ、歯痛のイラスト

抜髄は痛みや感染への対処として有効なときがある一方で、歯髄が担っていた働きが失われることで、歯に負担がかかりやすくなる面もあります。

  • 歯がもろくなる
  • 歯が変色する
  • 虫歯・再感染に気づきにくい
  • 再治療が必要になることがある

治療の必要性を理解するためにも、長期的なデメリットを把握しておきましょう。

歯がもろくなる

歯の神経には、水分や栄養を歯に届ける役割があります。そのため、神経を抜くと、こうした供給がストップし、歯の内部が少しずつ乾燥していきます。結果として、歯の弾力が失われ、もろくなりやすくなるのが特徴です。

特に注意したいのが歯根破折(しこんはせつ)と呼ばれる状態です。神経を抜いた歯は、健康な歯に比べてしなやかさがなくなり、強い力が加わると割れやすくなります。特に噛む力が強くかかる奥歯では、このリスクが高くなりやすいです。

一度歯根破折が起こると、状態によっては歯を残すのが難しくなり、抜歯を選ばなければならないこともあります。神経を抜いたあとの歯こそ、普段より丁寧なお手入れが必要になります。

歯が変色する

神経を抜いた歯は、時間の経過とともに黒ずみ・褐色などの変色が起こることがあります。歯の内部に残った成分や、治療過程で使用する材料などが影響すると考えられています。

目立ちやすい前歯などでは見た目が気になることもあるため、状態によっては、内部からのホワイトニング(ウォーキングブリーチ)や被せ物(クラウン)などを検討することがあります。適応は歯の状態によって異なるため、希望がある場合は相談するとよいでしょう。

虫歯・再感染に気づきにくい

神経を抜いた歯は、痛みを感じるセンサーの役割をなくします。そのため、虫歯や再感染が起きても気づきにくくなるというデメリットがあります。

たとえば、新たな虫歯ができたり、根の中で細菌が再び繁殖したりしても、痛みなどの自覚症状が出にくく、発見が遅れてしまうことがあります。実際に、異変に気づいたときにはすでに進行していたというケースも少なくありません。

「痛みがないから大丈夫」と思い込まず、神経を取った歯こそ定期的に検診を受けることが大切です。異常を早めに見つけられれば、歯を残すための治療もしやすくなります。

再治療が必要になることがある

歯の根の中(根管)は、とても細かく入り組んだ形をしていて、すみずみまで細菌を取り除くのは簡単ではありません。わずかに細菌が残ってしまったり、治療後に被せ物のすき間から細菌が入り込んでしまったりすると、再び感染が起きてしまうことがあります。

このようなときは、再根管治療(さいこんかんちりょう)と呼ばれる再治療が行われますが、一度詰めた薬や材料を取り除いてからやり直さなければならないため、最初の治療よりも難易度が高くなります。歯への負担も増えやすく、状況によっては歯を残すのが難しくなることもあります。

だからこそ、初回の根管治療をできるだけ精密に行うことが、歯を長く守るための大きなポイントになります。

歯の神経を抜くデメリットについては、こちらの記事でも解説しています。

歯の神経の治療とは?治療の流れ・期間・注意点まとめ|歯科医師が解説
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神経を抜かずに歯を守る方法はある?

防護服の女性が試験管を観察

「できれば神経を残したい」と思う方は多いのではないでしょうか。歯の状態によっては、神経を残すための治療(歯髄温存療法)が選ばれることもあります。また、条件がそろえば、歯髄の再生を目指す治療が検討される場合もあります。

  • 歯髄温存療法
  • 歯髄再生治療

それぞれの治療の考え方を整理しましょう。

歯髄温存療法

歯の神経をできるだけ残して歯を守る方法の一つに、歯髄温存療法(しずいおんぞんりょうほう)があります。これは、虫歯がかなり深くまで進んでいても、神経の炎症がそこまで強くなく、回復の可能性があると判断されたときに行われる治療です。感染した部分だけを丁寧に取り除き、MTAセメントなどの保護材を使って神経を覆い、歯の中の機能をできるだけ残すことを目指します。

神経を残せると、歯に水分や栄養が届きやすくなり、歯の強さや将来的なトラブルのリスクを抑えられる可能性があります。

ただし、この治療法はどんなケースにも使えるわけではなく、症状や検査結果をもとに慎重な見極めが欠かせません。適応できるかどうかは、歯科医師による詳しい診断が欠かせません。

歯髄再生治療

歯髄再生治療とは、失われた歯の神経(歯髄)を幹細胞などを使って再生させることを目指す、新しい治療法です。

これまで、いったん神経を取ってしまった歯は元に戻せないとされてきましたが、この治療によって歯の内部環境を回復させ、本来の機能を取り戻せる可能性が出てきました。特に、まだ根の成長が終わっていない若い世代の歯や、根の先に大きな病変があるケースでは、神経の再構築や組織の回復が期待されています。

ただし、この治療はすべての人に適応できるわけではありません。歯の状態や年齢、根の成熟度、周りの組織の健康状態など、さまざまな要素を見て判断が求められます。

関口歯科でも精密な検査と診断を行ったうえで、患者さまの状態に応じて歯をできるだけ残す選択肢としてご案内しています。条件が合えば、将来の抜歯リスクを減らし、自分の歯を長く使い続ける可能性を広げられる治療法です。

関口歯科の歯髄再生治療については、以下ページをご覧ください。

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歯髄(歯の神経)再生治療
目次1 歯髄(歯の神経)再生治療とは?1.1 歯髄が持つ4つの役割2 歯髄再生治療の仕組み2.1 歯髄幹細胞(しずいかんさいぼう)が持つ力3…
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根管治療の流れと回数の目安

精密根管治療の流れのイラスト

根管治療は、感染した歯の内部を清掃・消毒し、再感染を防ぐために封鎖する治療です。治療の精度は歯の将来に関わるため、状態に応じて必要な工程を丁寧に進めます。

根管治療の流れ

歯の神経を抜く根管治療は、一般的に以下のような流れで進められます。

  1. 診査と診断:まずレントゲンを撮影し、必要に応じて歯科用CTを使って、根の形や病変の広がりを立体的に確認します。
  2. 虫歯の除去と歯髄の除去:虫歯を丁寧に取り除き、麻酔をしたうえで感染や炎症を起こした神経を取り除きます。
  3. 根管の洗浄・消毒:専用の器具で根管の形を整えながら、薬剤で何度も洗浄・消毒を行います。
  4. 薬剤の充填:内部の状態が安定したのを確認したうえで、すき間ができないよう根管内に薬剤を詰めて封鎖します。
  5. 土台の構築と被せ物:歯の強度を補うための土台(コア)を立て、クラウンと呼ばれる被せ物で歯全体をしっかり保護します。

通院回数の目安

根管治療の回数は、歯の種類(根管の本数)、感染の程度、根管の形の複雑さ、再治療かどうかなどにより大きく変わります。一般的には4〜5回程度通院し、再治療や病変が大きいケースでは治療期間が長くなる傾向があります。

また、保険診療か自由診療かによって、使用する器具や治療時間の設計が異なることもあります。大切なのは「早く終えること」よりも、感染をできるだけ残さないことと、再感染を防ぐための工程をきちんと踏むことです。

精密根管治療の流れについては以下のページをご覧ください。

精密根管治療
精密根管治療
目次1 精密根管治療とは?1.1 再根管治療にも対応1.2 歯の根の治療が大切な理由2 精密根管治療のメリット2.1 1.歯を抜かずに残せる…
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当院は自由診療専門です。(保険診療は取り扱っておりませんので予めご了承ください。)
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関口歯科が大切にしている精密根管治療

歯科用顕微鏡を覗く男性医師

根管治療は、歯の内部を扱う非常に繊細な処置です。そのため、正確な診断や治療環境、そして一つひとつの工程を丁寧に行うことがとても大切になります。関口歯科では、できるだけ歯を残し、再治療のリスクを抑えることを目指して、精密な根管治療に取り組んでいます。

精密な検査と診断

関口歯科では、歯をできるだけ長く健康に保つために、精度の高い根管治療に力を入れています。

治療のはじめには、歯科用CTで歯の根の形や病変の広がりを立体的に確認し、見えにくい部分まで把握します。さらに、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使って、肉眼では見えない根の中を最大20倍以上に拡大しながら、精密に処置を行います。

こうした見える診断を重視することで、勘や経験だけに頼るのではなく、原因を的確に見極めながら、見落としの少ない治療計画を立てられます。丁寧で正確な治療を通じて、再発のリスクを減らし、歯を少しでも長く使えるようサポートしています。

関口歯科のマイクロスコープ・顕微鏡治療については以下をご覧ください。

マイクロスコープ・顕微鏡治療
マイクロスコープ・顕微鏡治療
目次1 マイクロスコープ・顕微鏡治療とは?2 歯科用マイクロスコープ・歯科用顕微鏡治療と他治療との比較3 当院がマイクロスコープを用いる理由…
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再発を防ぐための処置

ラバーダム防湿による歯科治療

根管治療でもっとも避けたいのが、治療後に起こる再感染です。関口歯科では、このリスクをできる限り抑えるために、治療中の清潔な環境作りに力を入れています。

まず、ラバーダムというゴム製のシートを使って、治療する歯だけを口の中から丁寧に隔離します。唾液や細菌が根の中に入り込むのを防ぐことで、感染のリスクを最小限にとどめます。

さらに根管の洗浄・消毒・薬剤の充填といったすべての工程を、マイクロスコープで拡大し、見えやすくしたうえで丁寧に行い、目に見えない細部まで確認しながら進めています。

関口歯科が大切にしているのは、「とりあえず終わらせる」のではなく、将来を見据えた質の高い治療です。再治療を防ぎ、歯をできるだけ長く守るために、一つひとつの工程に向き合っています。

関口歯科の精密根管治療について詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

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できるだけ歯を残すための考え方

関口歯科では、できる限りご自身の歯を残すことを大切にしています。すぐに神経を抜くのではなく、まずは歯髄温存療法や、ケースによっては歯髄再生治療など、神経を残せる可能性がある選択肢も視野に入れながら、治療方針を検討します。

治療方法については、こちらから一方的に決めることはありません。お口の状態はもちろん、ライフスタイルやご本人の希望も丁寧に伺ったうえで、最適な治療をご提案しています。

また、納得したうえで治療を受けていただけるよう、分かりやすい説明を行うことも大事にしています。自分の歯の状態や治療の選択肢をきちんと理解し、安心して進められるよう、丁寧にサポートしています。

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根管治療後に痛みがでたときの対処法

歯の痛みを抱える女性

根管治療のあと、一時的に痛みや違和感が出ることがありますが、これは決して珍しいことではありません。治療によって根の中の炎症が変化する過程で起こるもので、多くは適切な対応でコントロールできます。

治療の後数日間は、ズキズキとした痛みや、噛んだときの違和感などがあります。まれに微熱が出るケースもありますが、ほとんどは一時的なもので心配はいりません。

痛みのピークはおおよそ治療後24〜48時間ほどが目安で、それ以降は少しずつ落ち着いていくのが一般的です。歯科医師から処方された鎮痛薬を使えば、つらさを和らげながら過ごせるでしょう。

ただし、痛みが何日も続いたり、日に日に強くなってきたりするときは注意が必要です。根の中に感染が残っていたり、新たなトラブルが起きていたりする可能性があります。

顔が腫れる、強い痛みが続く、薬を飲んでもまったく効かないといった症状があるときは、歯科医院を受診しましょう。市販薬でしのいだり、様子を見すぎたりすると、かえって症状が悪化することもあります。根管治療後の痛みについては、こちらの記事もご覧ください。

神経を抜いた歯が痛いのはなぜ?原因・治療法・対処のタイミングを歯科医師が解説
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治療後に大切なセルフケア

男性が鏡を見ながらフロスで歯のケアをする

根管治療を受けた歯は、神経がなくなることで痛みに気づきにくくなります。だからこそ、治療が終わったあとも毎日のセルフケアがとても重要です。

基本となるのは、正しいブラッシングです。歯ブラシでは届きにくい歯と歯のすき間には、デンタルフロスや歯間ブラシを使って丁寧にプラーク(歯垢)を取り除く習慣をつけましょう。こうしたケアを続けることで、再び虫歯になったり、歯周病になったりするリスクを減らせます。

また、神経を抜いた歯は、治療が終わったからといって安心というわけではありません。詰め物や被せ物が劣化したり、新たに虫歯ができたりすると、再感染が起こる可能性もあります。

だからこそ、定期的な歯科検診がとても大切です。歯科医師や歯科衛生士によるクリーニングやチェックを受けることで、小さな異常にも早く気づけて、トラブルを未然に防ぐことができます。

大切な歯を長く守るためには、日々のセルフケアとプロのサポート、その両方が必要です。治療後こそ、しっかりケアを続けていきましょう。

よくある質問(FAQ)

歯科医が患者に歯の模型とレントゲンを見せる

歯の神経を抜くと歯の寿命は短くなりますか?

一般的に、神経を抜いた歯は、神経が残っている歯に比べてトラブルが起こりやすく、その分寿命が短くなる傾向があります。神経がなくなることで、歯に栄養や水分が届かなくなり、もろくなりやすくなるためです。また、痛みを感じにくくなることで虫歯や再感染に気づきにくくなり、発見が遅れることも影響します。

歯の神経を抜く治療は痛いですか?治療後も痛みは続きますか?

治療中は麻酔を使うため、ほとんど痛みを感じることはありません。ただし、治療後にズキズキするような痛みや違和感が出ることがあります。これは一時的な炎症によるもので、通常は数日〜1週間ほどでおさまります。痛みが長引く、悪化するなどの異常がある場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。

歯の神経を抜くメリットとデメリットは何ですか?

メリットとしては、強い歯の痛みがなくなることや、歯の内部で広がっていた感染を止められることが挙げられます。デメリットとしては、歯がもろくなり割れやすくなること、歯が変色すること、痛みを感じにくくなるために虫歯や再感染に気づきにくくなること、そして将来的に再治療が必要になるリスクがあることです。

歯の神経を抜かずに治療する方法はありますか?

神経を残すための治療法として、歯髄温存療法や歯髄再生治療があります。歯髄温存療法は、炎症が軽いときに神経の一部を残すことを目指す治療です。歯髄再生治療は、失われた神経を再生させる先進的な方法です。どちらも歯の状態によって適応が異なるため、詳しくは歯科医師による診断が必要です。

歯の神経を抜いた後歯の色が変わることはありますか?

はい、時間が経つと黒ずんだり、茶色っぽく変色したりすることがあります。これは、神経があった部分に残った血液成分や薬剤が、象牙質に染み込むことで起こると考えられています。変色が気になるときは、ホワイトニングやセラミックの被せ物などで見た目を整えることが可能です。

歯の神経を抜くか迷ったら関口歯科にご相談ください

歯科医師が患者にレントゲン画像を説明

歯の神経を抜く治療(抜髄)は、強い痛みや感染に対して必要になることがある一方で、歯に負担がかかりやすくなる面もあります。そのため、「なぜ神経を抜くべきなのか」「神経を残せる可能性はないか」「治療後はどう管理するか」を整理したうえで、納得して選ぶことが大切です。

関口歯科では、歯科用CTやマイクロスコープなどを活用した精密な診断のもと、状態に応じて精密根管治療に取り組んでいます。また、歯髄温存療法・歯髄再生治療といった選択肢も含めて、患者さま一人ひとりに合った治療方針を一緒に考えていきます。

「神経を抜くと言われたけれど不安がある」「できるだけ歯を残したい」など、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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経歴
  • 日本歯科大学歯学部

  • 丸山歯科クリニック(渋谷区)

  • 四谷三丁目歯科矯正歯科(新宿区)

資格・所属学会・研究会
  • Academy of Microscope Enhanced Dentistry(アメリカ顕微鏡歯科学会)認定医

  • 日本顕微鏡歯科学会 認定医

  • 日本歯周病学会 認定医

  • 日本有床義歯(入れ歯)学会 認定医

  • BPSデンチャー(総義歯)クリニカルデンティスト

  • 臨床歯科を語る会

  • F会

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関口歯科
川越駅徒歩5分の自由診療歯科医院
(歯髄再生治療・歯周病・根管治療・審美歯科)
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