酸蝕歯を防ごう

今回は“酸蝕歯”についてお話しします。

酸蝕歯とは

むし歯菌が出す酸によって溶けるのがむし歯ですが、酸蝕とは、酸性の食べ物・飲み物に歯が触れて直接歯が溶けること症状を言います。象牙質が露出し、エナメル質よりもさらに溶け込んでしまうほどのなる場合もあります。
黒酢を飲み過ぎたり、のどあめを常になめていたり、グレープフルーツ・レモンなどの柑橘系の果物を多く摂る方は注意が必要です。

唾液の力

口の中のpHは、普通の唾液の力によって中性(約pH7)に保たれています。
しかし酸性の食べ物・飲み物を口にすると口の中は酸性にかたむき、エナメル質が溶けはじめます。これを“脱灰”と言います。しかし一方では唾液が酸と中和して、唾液に含まれるカルシウムなどにより歯を修復してくれます。
これを“再石灰化”と言います。

酸蝕を予防するには?

  • 酸に触れて軟らかくなっている歯を磨くとエナメル質の表面が削れてしまうので、唾液の力で軟化がおさまる30分ほど後に磨くと良い
  • 酸性の飲食物を口にしたらすぐに水やお茶を飲む
  • 軟らかい歯ブラシを使う
  • フッ素入り歯みがき剤やジェルを使う

これからは酸蝕のリスクを減らして、エナメル質を大切にしていきましょう!
ちょっとした知識があれば効果的な予防法で守れます!

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川越市の自由診療歯科医院
関口歯科 《歯周病・根管治療・入れ歯》
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