治療の説明
マウスピース矯正(インビザライン)とは?

マウスピース矯正(インビザライン)は、透明なマウスピース型の装置(アライナー)を一定期間ごとに交換しながら、少しずつ歯を動かしていくマウスピース型矯正治療です。
世界で累計2,200万人以上(2026年時点)の治療実績を持つマウスピース型矯正装置で、豊富な症例データをもとに治療システムの改良が重ねられ、現在では世界中で広く採用されています。
マウスピース(アライナー)は患者さまごとの歯並びに合わせてオーダーメイドで作製され、交換を繰り返しながら段階的に歯を移動させます。治療内容や歯並びの状態によって使用する枚数は異なりますが、一般的には軽度の歯並びの乱れや部分矯正では20~40枚程度、全体矯正では40枚以上のアライナーを使用します。症例によっては50枚以上使用することもあります。
また、治療内容によっては、歯の表面にアタッチメントとよばれる白い突起を付けます。アタッチメントは歯に力を効率よく伝える役割があり、歯を回転させたり、細かな位置調整を行ったりする際に使用されます。
当院では、インビザライン公認ファカルティ(指導医)の資格を持つ久保田 衛医師の監修のもと、デジタル技術を活用したマウスピース矯正治療を行っています。
マウスピース矯正(インビザライン)のメリット
装置が目立ちにくく、人前でも過ごしやすい

マウスピース矯正(インビザライン)で使用するマウスピース(アライナー)は、透明で薄い独自開発のSmartTrack素材で作られており、装着していても目立ちにくいことが特徴です。
表側に装着するワイヤー矯正は、口元がもっこりして見えることがあります。また、裏側に装着するワイヤー矯正は、話しにくさを感じたり、装置が舌に当たって舌が切れたりすることがあります。
マウスピース矯正(インビザライン)は薄く透明で、必要に応じて取り外すこともできます。営業や接客など人と接する機会が多い方や、学校生活・就職活動・結婚式など大切な予定を控えている方でも、見た目や日常生活への負担を抑えながら治療を進めやすい方法です。
普段通りの食事ができる
ご自身でマウスピース(アライナー)を取り外せるため、普段通りの食事が楽しめます。
ワイヤー矯正のように装置の周りに食べ物が挟まりやすいという心配も少なく、日常生活への影響を抑えながら治療を続けられます。
比較的痛みや違和感が少ない
一度に大きく歯を動かすのではなく、1枚のマウスピース(アライナー)で約0.25mmずつ段階的に歯を移動させます。
治療計画によって移動量の幅は変動しますが、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が少ない治療です。
感じ方には個人差がありますが、多くの場合は数日程度で落ち着きます。
通院回数を抑えながら治療を進めやすい
定期的に歯の動きを確認するための通院は必要ですが、複数枚のマウスピース(アライナー)を一度にお渡しするため、ワイヤー矯正より通院間隔を長く設定できます。
お仕事や学校、育児などで忙しい方でも、ライフスタイルに合わせて治療を続けましょう。
金属アレルギーが心配な方も選択しやすい
歯科矯正用に開発された熱可塑性ポリウレタン系素材を使用します。
金属アレルギーが心配な方にも検討していただきやすい矯正方法です。
マウスピース矯正(インビザライン)のこだわり
治療前に歯並びの変化をシミュレーション

3D口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を使用し、お口の中をデジタルデータとして読み取ります。
読み取ったデータをもとに、3Dシミュレーションソフト「クリンチェック」で、歯がどのように動いていくのかを確認しながら治療計画を作成します。
治療を始める前に、歯並びがどのように変化していくのかを画面上で確認できるため、治療後のイメージを持ちやすくなります。
患者さま一人ひとりに合わせて治療計画をご提案

マウスピース矯正(インビザライン)は、歯並びや噛み合わせ、お口全体の状態を確認したうえで、一人ひとりに合わせた治療計画を立てる矯正治療です。
歯並びの状態や治療範囲によって、治療期間や治療の進め方は異なります。
まずは現在のお口の状態を正しく把握し、ご希望やライフスタイルも踏まえながら、患者さまに合わせた治療計画をご提案します。
マウスピース矯正(インビザライン)が検討される主な歯並び
受け口(下顎前突・反対咬合)
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下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせの状態を受け口(下顎前突・反対咬合)とよびます。軽度の受け口であれば、マウスピース矯正で噛み合わせを調整できる場合があります。
出っ歯(上顎前突)
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出っ歯(上顎前突)は、前歯が前方へ突出している状態です。前歯を後方へ移動できる範囲であれば、マウスピース矯正の適応となる場合があります。
開咬(オープンバイト)
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開咬(オープンバイト)は、奥歯を噛み合わせても前歯が閉じず、上下の前歯にすき間ができる噛み合わせのことを指します。軽度の開咬であれば、前歯の噛み合わせを改善できる場合があります。
ガタガタした歯並び(叢生)
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歯が重なり合って凸凹になっている状態は、叢生(そうせい)とよばれます。八重歯も叢生の一種で、犬歯が歯列から外れて生えている状態です。軽度~中等度の叢生では、歯を並べるスペースを確保しながら歯列を整えられる場合があります。
過蓋咬合(噛み合わせが深い)
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過蓋咬合(かがいこうごう)は、噛み合わせが深く、上の前歯が下の前歯を大きく覆っている状態です。噛み合わせのバランスによっては、一部の歯に負担がかかりやすくなることがあります。症例によっては、噛み合わせの深さを改善できる場合があります。
すきっ歯(空隙歯列)
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歯と歯の間にすき間があるすきっ歯(空隙歯列)は、見た目が気になるだけでなく、食べ物が挟まりやすい、発音が気になるなどのお悩みにつながる場合もあります。歯と歯のすき間を閉じる治療はマウスピース矯正が得意とする症例の一つです。
マウスピース矯正(インビザライン)は幅広い歯並びに対応できる矯正治療ですが、適応となるかどうかは、歯並びや噛み合わせ、顎の状態などによって異なります。症例によっては、歯を動かすスペースを確保するためにIPR(歯の側面をわずかに調整する処置)や抜歯を検討する場合もあります。精密検査を行ったうえで現在のお口の状態を詳しく確認し、一人ひとりに適した治療計画をご提案します。
歯並びを整えることで期待できること

虫歯や歯周病のリスク軽減につながる
歯が重なっている部分や凸凹した歯並びは、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しが生じやすい傾向があります。その状態が続くと、歯垢(プラーク)が蓄積し、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
歯並びが整うと、歯ブラシの毛先が届きやすくなり、プラークを落としやすく、お口の中を衛生的に保てるようになります。
噛み合わせのバランスを整えやすくなる
歯並びや噛み合わせに乱れがあると、一部の歯だけに強い力がかかることがあります。噛み合わせのバランスを整えると、お口全体で均等に力を受けやすくなるため、特定の歯への負担軽減につながります。その結果、将来的なお口の健康維持につながることも期待できます。
また、食べ物を噛みやすくなるなど、お口の機能面の改善が期待できます。
口元に自信を持ちやすくなる
歯並びが気になって、人前で口を開けて笑うことや写真撮影に抵抗を感じている方も少なくありません。歯並びが整うことで口元の印象が変わり、自信を持って笑顔を見せやすくなります。
見た目だけでなく、「思い切り笑えるようになった」「人前で話しやすくなった」と感じる方もいらっしゃいます。

※ワイヤー矯正は一般的な特徴を比較のために掲載しています。当院では現在、ワイヤー矯正の新規受付は行っておりません。
マウスピース矯正とワイヤー矯正にはそれぞれ特徴があり、歯並びや噛み合わせの状態、ライフスタイルによって適した治療法は異なります。まずは精密検査を行い、お口の状態を確認したうえで治療計画をご提案します。
マウスピース矯正(インビザライン)治療について

1日20〜22時間を目安に装着しましょう
マウスピース矯正(インビザライン)では、治療計画通りに歯を動かすため、マウスピース(アライナー)を1日20〜22時間程度装着する必要があります。
食事や歯磨きの際には取り外せますが、それ以外の時間はできるだけ装着を続けることが大切です。装着時間が不足すると、歯が予定通りに動かず、次のマウスピース(アライナー)が合わなくなることがあります。
その場合は、治療計画の見直しやマウスピース(アライナー)の再製作が必要となり、治療期間が延びる可能性があります。決められた装着時間を守りながら、治療を進めていきましょう。
食事の際は取り外して、清潔に保ちましょう
食事の際は、原則として取り外します。装着したまま食事をすると、マウスピース(アライナー)の変形や破損につながる可能性があります。
また、糖分を含む飲み物や着色しやすい飲み物を装着したまま飲むと、虫歯や着色の原因になることがあります。
さらに、食べかすや糖分が歯とマウスピースの間に残ったまま装着すると、虫歯や口臭の原因になるため、毎日セルフケアを行ってください。
食後は歯磨きを行い、マウスピース(アライナー)も清潔にしてから再装着しましょう。
だだし、取り外しできる反面、外食先で置き忘れたりティッシュに包んで捨ててしまったりして、紛失してしまうことがあります。
外出先では必ずマウスピース(アライナー)ケースを持ち歩き、管理をお願いいたします。
治療後はリテーナーを装着します
治療で整えた歯並びは、治療直後には元の位置へ戻ろうとすることがあります。
後戻りを防ぎ、歯並びを安定させるために、リテーナー(保定装置)を使用します。
装着期間や使用方法については、治療後のお口の状態に合わせてご案内します。
マウスピース矯正が難しいケース
マウスピース矯正(インビザライン)は幅広い歯並びに対応できる矯正治療ですが、お口の状態によっては適応が難しい場合があります。
例えば、顎の骨格に大きな問題がある場合や、歯を動かす距離が大きい場合、重度の歯周病がある場合などは、マウスピース矯正(インビザライン)だけでは対応できないことがあります。
そのため、治療前に歯並びや噛み合わせ、顎の骨、歯ぐきの状態などを詳しく確認し、マウスピース矯正(インビザライン)が適しているかを判断します。
適応できる場合は、一人ひとりのお口の状態やご希望に合わせて治療計画をご提案します。
また、マウスピース矯正(インビザライン)は、マウスピース(アライナー)の装着時間の管理が非常に重要であり、自己管理が求められる治療です。
装着時間を守っていただけない場合、治療をお断りすることもありますのでご注意ください。
治療期間・通院頻度の目安
治療期間の目安
治療期間は、部分的な歯並びを整える場合と、お口全体の歯並びや噛み合わせを改善する場合で異なります。一般的には、軽度の歯並びの乱れであれば数ヶ月程度、全体的な歯列矯正では1~3年程度が目安とされています。
ただし、歯の動き方には個人差があり、治療内容や装着時間によっても治療期間は変わります。
通院頻度の目安
治療中は、歯の動きやマウスピース(アライナー)の適合状態を確認するため、定期的にご来院いただきます。一般的には4~8週間に1回程度の通院となることが多く、お口の状態や治療の進み具合に応じて通院間隔を調整します。
毎回の診察では、歯の動きや噛み合わせを確認し、想定した歯の動きに沿って進んでいるかをチェックします。
マウスピース(アライナー)は定期的に交換する
インビザラインでは、治療計画に沿ってマウスピース(アライナー)を定期的に交換しながら歯を動かしていきます。交換のタイミングは患者さまのお口の状態によって異なりますが、一般的には1週間ごとに新しいマウスピース(アライナー)へ交換します。
歯科医師の指示通りに交換を行い、決められた装着時間を守ることが、計画通りに治療を進めるためのポイントです。
治療後は保定期間がある
矯正治療で歯並びが整った後も、歯は元の位置へ戻ろうとする性質があります。そのため、治療後はリテーナー(保定装置)を装着し、歯並びを安定させる期間が必要です。
保定期間は一般的に2~3年程度が目安とされていますが、お口の状態や治療内容によって異なります。歯科医師の指示に従ってリテーナーを装着することで、整えた歯並びを維持しやすくなります。
| 項目 | 一般的な目安 |
| 治療期間 | 軽度の歯並びの乱れでは数ヶ月程度、全体矯正では1~3年程度 |
| 通院頻度 | 4~8週間に1回程度 |
| アライナーの交換頻度 | 1週間ごと |
| 保定期間 | 2~3年程度(お口の状態により異なる) |
監修歯科医師

監修歯科医師 久保田 衛
医療法人プライムオルソ 理事長
インビザライン公認ファカルティ
歯並びを美しく整えることは、単に表面的な見かけを綺麗にするだけの治療ではありません。 歯並びが整うとむし歯や歯周病のリスクを大きく下げることができ、また咀嚼効率が上がることで全身的な健康を維持することにも大きく貢献します。 そのうえ、歯並びが美しくなることでご自身の笑顔に自信が持てるようになり気持ちが前向きになるため、精神衛生上にも非常に大きな影響があります。
当院では、目立たない矯正装置を用いて治療を進めることで矯正治療中にも生活の質が下がることを防止しつつ、できる限り快適に矯正治療を受けていただくことに力を注いでおります。
皆さまがご自身の笑顔に自信をお持ちになり、素敵な毎日をお過ごしいただけることを願ってサポートして参ります。
経歴
- 平成5年 東北大学理学部生物学科卒業
- 平成5年 東北大学歯学部入学
- 平成11年 東北大学歯学部卒業
- 平成11年 東北大学歯学部矯正科入局
- 平成15年 東北大学大学院歯学研究科博士課程修了
- 平成16年 東北大学歯学研究科助教
- 平成19年 くぼた矯正歯科クリニック開業
- 平成27年 プティサストラ大学非常勤講師
- 平成28年 宇都宮プライム矯正歯科開院
- 平成29年 プティサストラ大学臨床教授
- 平成29年 インビザライン公認クリニカルスピーカー
- 平成30年 インビザライン社公認ファカルティー
所属・認定・資格等
- 日本矯正歯科学会
- 成人矯正歯科学会
- 東北矯正歯科学会
- World Federation of Orthodontics member
- European Aligner Society
- インビザライン社公認ファカルティー
- インビザライン ダイヤモンドプロバイダー

インビザライン社 公認ファカルティ

インビザライン治療に関する治療技術と矯正治療に対する実績と知識を認められ、インビザライン製造メーカーであるインビザライン・ジャパン社から直接依頼を受けて公式に情報発言をおこなうことのできる矯正医のことをクリニカルスピーカーといいます。
インビザライン治療をおこなっている矯正医に対して適切な治療を習得できるよう臨床指導や講演をおこないます。
2020年8月現在、日本のクリニカルスピーカーのうち15名がInvisalign Facultyとしてインビザライン・ジャパン社より認定され、当院の久保田院長もその一人として国内外でインビザライン矯正に関するの講演および臨床指導を行っております。
インビザラインの革新は実際に治療し、さらに最新の情報を収集し、研鑽を積み重ねることでのみ達成されるものです。今後もより精度の高い治療を提供すべく、日々努力を重ねて参ります。


















