院長's EYE

先週金曜日は地元で主催する勉強会(F会)のweb例会でした。
WHITE CROSS代表・赤司征大先生にご講演いただきました。
3月に続き2度目の今回は「日本とアメリカの歯科事情〜日本歯科医療への提言(続き)」をお話しいただきました。
私自身アメリカ歯科医療への憧れもありますが、そこには影の部分も多くあることを知りました。
徹底的な実力主義・努力なき者は淘汰される世界、歯科医師の知的レベルは高い一方で、多くの社会的マイノリティは医療を受けることさえ出来ない現実があります。
逆にアメリカから見れば、日本の国民皆保険制度はある意味理想のシステムに見えると思います。
どちらが良いというのではなく、対比することで多くの気付きを得ることが出来たのが良かったです。
他者他国を知るということは、自分自身を知るとこなんだと思いました。
圧倒的な知識・データ、見やすく分かりやすいスライドと内容、面白過ぎて赤司ワールドに魅了された90分でした。
赤司先生素晴らしいご講演有難うございました!

先日セミナーでご一緒した衛生士さんが当院に見学にいらっしゃいました。
休日返上で朝から治療内容や院内のシステムを学び吸収しようとする姿に、こちらも大いに刺激を頂きました。
自由診療化したことで、少しずつ見学に来ていただく方が増えてきました。
世の中には意識の高い歯科医療従事者も多いのだと改めて感じています。
このような方々との交流を大切にして、高いレベルで切磋琢磨していきたいです。

東京マラソンの大迫傑選手のレース後インタビューで何度も「まっすぐ進んでいく」という言葉がありました。
とてつもない努力をしてきた方の、僕が想像出来るようなレベルの話ではないと思いますが、とても素敵な心に響く言葉でした。
自分に嘘をつかないで生きているのか、アスリートの方々の活躍を見ながら、大切なことを問われているような気がしました。
世界に出ていけるような芸当は僕には出来ませんが、せめて自分の出来る最善を尽くせるよう、日々努力していきたいです。
妥協したり、手を抜いたり、そういう歯科臨床をしないように、僕もまっすぐ進んでいきたいと思います。

綺麗な歯型を採って、隙間なくピッタリ装着させることは実はとても難しいのです。
仮歯の調整から、あれやこれや手間暇かけて作業をします。何事も下ごしらえが大事です。
こちらは先日30代男性に装着したジルコニアクラウン。
精度も噛み合わせも全く問題ありませんでした。
根元にもう少し黄色味があっても良かったかも?
100点満点はなかなか大変です。

患者さんはとても喜んでくれました。
精魂こめて治療しています。


ピカソの絵を2枚飾って、医院をLED化して、ユニフォームも一新。
少数精鋭で理想の歯科医療実現を目指します!