虫歯を防ぐキシリトール

関口歯科 川越、歯医者、歯科医、歯周病、根管治療、入れ歯(義歯)、審美歯科・セラミック治療、自由診療今回は、虫歯を予防するキシリトールについてご説明します。

キシリトールとは

キシリトールから合成される糖アルコールの一種で、天然の代用甘味料として知られています。砂糖の成分であるスクロースと同じくらいの甘みを持っているのに、カロリーが低いのが特徴。熱による甘味の変化も少ないため、加工に適していています。
キシリトールというと「ガム」のイメージがありますが、実は、野菜や果物に含まれる自然の成分なのです。

例えば・・・
イチゴ 350mg
ラズベリー 260mg
レタス 130mg
ほうれん草 100mg

キシリトールの虫歯を防ぐ2つのチカラ

  1. 虫歯の原因となるミュータンス菌に直接アタックします。
    虫歯とはミュータンス菌に代表される原因菌が酸を生み、歯が溶け出す現象です。
    菌は糖分などの栄養を分解して酸をつくりますが、キシリトールでは酸が作られません。しかも、ミュータンス菌の体内に取り込まれると菌自体の力が弱まって次第に菌の数が減って、プラーク(歯垢)も歯からはがれやすくなります。
  2. 唾液分泌を増やす効果があります。
    キシリトールには清涼感のある甘さによって、唾液を出させる効果があります。唾液の量が増えるということは、お口の中を綺麗に洗い流すだけでなく、唾液に含まれる成分によって、歯の成熟作用や石灰化作用が促されると言われています。

キシリトールの効果的な取り方

キシリトール100%ガムの場合でご紹介します。

《回数》
1日3回1粒を毎食後に噛み、さらに歯みがき前にも噛むと効果が高いと言われています。

《タイミング》
歯垢をおとしやすくするためには、歯みがき前、歯質を強化するためなら歯みがき後、唾液の分泌が減るおやすみ前に噛むのが効果的です。

《噛む時間》
よく噛んで唾液を出すことが大切なので、味がなくなっても5~10分は噛み続けて下さい。

《摂取期間》
キシリトールを食べると2週間位で歯垢が減りはじめ、3ヶ月経つと虫歯になりにくくなると言われています。毎日とり続けることが大切です。

皆さん、日常生活でも虫歯予防を心がけましょう。

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